葬儀をする場合には、同時に思い出を整理する時でもあります。昔から葬式は、亡くなった本人は既にいないにもかかわらず生きている人たちに亡くなった人は既にこの世にいないことを認識をさせるために行います。人間は、普段考えられないようなことが起こると、すぐに現状を受け入れようとしません。
大抵の場合指定してそこに怒りなどの感情がつきまといます。ですが、最終的には受け入れるしかないわけです。このような理由から、思い出だけでなく物の整理や整頓等も少し行っても良いかもしれません。それにより、気持ちが落ち着くことも考えられます。
ただ、全てを捨てるのではなくせっかく生きているときのものが残っているならば、それを形見として持っていても良いでしょう。何を形見とするかは生きている人によって異なります。写真を持って帰ろうとする人もいれば、個人が使っていたお茶碗や趣味のものなどを持ち帰ろうとする人もいます。
基本的に持ち帰るものは、あまり大きなものであってはいけません。自動車に乗せることができる位のものならば良いですが、例えば部屋をかたみにしたいなどと言われても保存が難しい傾向にあります。絶対にできないわけではありませんが、準備の段階から苦労することになるでしょう。