家族葬には決められた形式はなく、20〜30名くらいの人が参列する小規模の葬式という捉え方が一般的です。家族を中心に近しい親戚や親しい友人など少数の人が集まって故人を偲ぶという葬儀方式です。葬儀のやり方・進め方もさまざまです。無宗教式にしたり、葬式そのものを省略して火葬だけにすることもあります。また家族葬に出席できなかった友人・知人などのために後日「お別れ会」を開いたり、親しい友人たちが主催して会費制の「しのぶ会」のような宴席を設けるようなこともありますが、近年主流なのは、故人の遺志や宗教の決まり事には忠実に従いつつ、費用に関しても最小限に抑えるという、仏式を簡素化した葬儀の方法です。